余白の処理
Q:広い白部分をつくる場合(たとえば枠の中を空白にするとか)
どのようにしてゴム版を剥がしたらいいんですか?
先日、ご質問を頂いたので、写真でご説明をしますネ(^^)
こちらのはんこはデティールに違いはあるものの、ほぼ同じデザインで、左を先に彫りました。
持ち手を付けて捺したところ、真ん中部分の余白が紙に付いて汚れてしまいます。
そこで中をくり抜いた右のはんこ。
こちらが改良版としてSHOPへ載せたものです。
余白部分は、①剥がす、②くり抜く、③彫り下げる、の3つの方法がありますが
あまり広い面を剥がすと、インクで汚れる場合があるので、くり抜いた方が
捺す際の汚れが防げます。
以下の説明は、枠の中ではありませんが、要領は同じなので、参考にして下さい(^^)
①剥がす
切れ目を入れて
ゴム版を少し曲げて浮いた所を
つまんで”きっかけ”を作ります。
そのまま引っ張っても良いのですが、ラジオペンチに持ち替えて
浮いた所をつまみ
くるくる回しながら巻き取ると、均等に力が加わって、途中で切れにくいです。
剥がす際には、切れてない必要な部分まで一緒に剥がしてしまう事もあるので
焦らず慎重にゆっくりと剥がします。
剥がし終わり。
②くり抜き(切り取り)
残したい模様より、一回り外へ刃を入れ
こちらもゆっくりとカットします。
くり抜き・切り取りの場合は、一度で完成形にせず
後から残った部分を少しずつ削って、印面の周囲を掃除しておけば
捺した時に写る事もなく、印影を間違って削ってしまう事も防げます。
カットの時、ゴム版を押さえる手・指は、必ず刃の向こう側へ置く事。
刃の手前に置いてると危険です(。・ˇωˇ・。)ダメナノヨ
③彫り下げる
彫刻刀を使ってゴリゴリと。
************
とは言え。
枠などを作る場合、見た目と、持ち手との接着を考えると、図案によっては
余白をそのままにする場合もあります。
まぁ…余白部分のインクが付くって、どんだけ怪力?と思われるかもしれませんが
色んな方が使われる事を想定して、かなり乱暴に扱っても壊れないとか
力いっぱい捺して、破損しない・印影が汚れないなどの実験をしてからShopに載せています。
澄ました顔してShopに並んでるはんこですが、実はかなり痛い目にあってます( ̄∇ ̄*)ゞ
まだまだ未熟なので、試行錯誤は続きますが、何か参考になる所があればお持ち下さい~♪
どのようにしてゴム版を剥がしたらいいんですか?
先日、ご質問を頂いたので、写真でご説明をしますネ(^^)
こちらのはんこはデティールに違いはあるものの、ほぼ同じデザインで、左を先に彫りました。
持ち手を付けて捺したところ、真ん中部分の余白が紙に付いて汚れてしまいます。
そこで中をくり抜いた右のはんこ。
こちらが改良版としてSHOPへ載せたものです。
余白部分は、①剥がす、②くり抜く、③彫り下げる、の3つの方法がありますが
あまり広い面を剥がすと、インクで汚れる場合があるので、くり抜いた方が
捺す際の汚れが防げます。
以下の説明は、枠の中ではありませんが、要領は同じなので、参考にして下さい(^^)
①剥がす
切れ目を入れて
ゴム版を少し曲げて浮いた所を
つまんで”きっかけ”を作ります。
そのまま引っ張っても良いのですが、ラジオペンチに持ち替えて
浮いた所をつまみ
くるくる回しながら巻き取ると、均等に力が加わって、途中で切れにくいです。
剥がす際には、切れてない必要な部分まで一緒に剥がしてしまう事もあるので
焦らず慎重にゆっくりと剥がします。
剥がし終わり。
②くり抜き(切り取り)
残したい模様より、一回り外へ刃を入れ
こちらもゆっくりとカットします。
くり抜き・切り取りの場合は、一度で完成形にせず
後から残った部分を少しずつ削って、印面の周囲を掃除しておけば
捺した時に写る事もなく、印影を間違って削ってしまう事も防げます。
カットの時、ゴム版を押さえる手・指は、必ず刃の向こう側へ置く事。
刃の手前に置いてると危険です(。・ˇωˇ・。)ダメナノヨ
③彫り下げる
彫刻刀を使ってゴリゴリと。
************
とは言え。
枠などを作る場合、見た目と、持ち手との接着を考えると、図案によっては
余白をそのままにする場合もあります。
まぁ…余白部分のインクが付くって、どんだけ怪力?と思われるかもしれませんが
色んな方が使われる事を想定して、かなり乱暴に扱っても壊れないとか
力いっぱい捺して、破損しない・印影が汚れないなどの実験をしてからShopに載せています。
澄ました顔してShopに並んでるはんこですが、実はかなり痛い目にあってます( ̄∇ ̄*)ゞ
まだまだ未熟なので、試行錯誤は続きますが、何か参考になる所があればお持ち下さい~♪
by blanc__et__noir | 2009-12-28 00:42 | ゴム版はんこの作り方